1. 水アカ

〔症状〕   

   洗車しても取れない黒い汚れ(水アカ)に困っている。

   窓枠やドアミラーから垂れた汚れが黒い筋状になって、タオルでこすっても落ちない。

   白やパールの車は汚れが付きやすいのかな?

〔発生原因〕  

   ワックスやコーティングなどの油性の被膜に、汚れが入り込んだものが水アカです。

   白やパール、シルバーなど色が薄い車に水アカが付きやすいのではなく、黒い汚れが見えやすいからです。黒や紺の車に水アカがベッタリ付いていることもよくあります。でも、黒や紺のボディだと水アカが見えにくかったり、見えないのです。

   水アカが付きっぱなしでも特にボディに影響はありません。美観の問題です。

 〔対処方法〕  

 ・化学的に落とす方法と、物理的に落とす方法

   化学的に落とす方法は、アルカリ性の水アカ落とし剤などを使用する方法です。

・キツすぎるアルカリ性の水アカ落し剤にご注意

   むやみにきついアルカリ性の水アカ落としを使用するのはおすすめしません。車のボディの塗装の一番表面のクリア層を破壊するものや、防水用のゴム部分をボロボロにしたり、作業する手を傷めるほどのきついアルカリ性の水アカ落とし剤も存在します。

・水アカ落とし剤使用後は、よく洗い流して

  また、アルカリ性の水アカ落とし剤を使用した後は、ボディ上にヌルヌル(界面活性剤)が残るので、よく洗い流した方が良いです。できれば、中性のシャンプーでもう一度洗ってください。

・物理的に落とすのはコンパウンド(研磨剤)

   物理的に落とす方法は、コンパウンド(研磨剤)で手磨きしたり、ポリッシャーで磨く方法です。

   コンパウンドで磨くと言っても、塗装の表面をゴシゴシ削るのではなく、塗装の上の油性の汚れを吸い込んだコーティングの被膜を取る程度の軽い磨きで済みます。

・粗いコンパウンドにご注意

   汚れはよく落ちても、粒子が荒いコンパウンドを使用すると、ボディが白くくすんだりします。その上に油性のコーティングを塗ると、白ボケは見かけ上見えなくなりますが、コーティングがくたびれてくると見えるようになり、その細かいキズに汚れが付きやすくなり、また粗いコンパウンドで磨く・・・といった悪循環にはまってしまいます。

・素人の方はポリッシャーの使用は避けた方が

   ポリッシャーでの作業は、慣れた人がやらないと、ミスをして角の部分の塗装をえぐってしまったり、熱で溶かしてしまったり、ボディにダメージを与えることがありますので、いきなりポリッシャーを買って磨くことはおすすめしません。

・水アカを落とした後のコーティングが重要

   せっかく水アカ落しをして、何もコーティングしなかったり、油性がキツイコーティングを

載せると、またすぐ水アカが付いてしまいます。できるだけ油性の成分が少ない、ガラス系コーティング剤などを載せることをおすすめします。

 

〔当方からのおすすめアイテム〕

 「レモンシャンプー」

   化学的に、安心・安全に水アカを落とせる、アルカリ性のシャンプーです。

   アルカリ性ですが、50倍程度に薄めれば、ボディに対してダメージを与えることなく、洗いながら水アカを落とすことができます。

   詳しい内容は、「レモンシャンプー」のページをご覧ください。

 「マイルドクリーナー」

   レモンシャンプーで落ちにくい場合は、物理的に水アカを落とすマイルドクリーナーを併用してください。

   レモンシャンプーとマイルドクリーナーを使うことで、ポリッシャーなどの器具を使わずに水アカをスッキリ退治することができます。

   詳しい内容は、「マイルドクリーナー」のページをご覧ください。

 「365コート」

    水アカ落とし後のコーティングは、上質のコーティング剤を使用することをおすすめします。せっかくキレイになったボディに、すぐ水アカが付くのは困りますから。

   詳しい内容は、「365コート」のページをご覧ください。